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final

 過去の退職時ってこんなにもやもやしたものかなぁ。退職願を出した時点で信頼をなくしてしまった結果にはなったけれど、心の中と行動がちぐはぐだ。
 体調が悪かったので、病棟で数名の患者さんに声をかけ、医師や看護師に退職を告げ、お世話になりましたと言った。病棟師長に辞めた理由を言い、一番の理由は患者数が少ないことだと言った。師長はそれはあなたのせいではないでしょうといった。嚥下に関しては改善の見込みが少なく、こちらがナースに指導して訓練をやり続けても段々辛くなる患者ばかりじゃないかと言った。  医師はきっぱり辞めて、男らしいななんて言ってたけどちっとも男らしくない。単なるバカだ。医師はやけに丁寧なおじぎで返すので驚いてしまった。事務長も丁寧だった。僕の好きな院長は昼ごろ部屋にきて、少し話し、院長が僕がSTの親分だったら君をどんどんひっぱていくぞ、そして次になんて言ったか忘れたけど最後に先生ありがとうっておじぎして出て行った。院長みたいな華やかなオーラのある人はいいなと思う。知識、技術、地位、財産、人脈・・・僕にないものばかり。帰るときにも院長はたまたまリハ室にいて、僕が帰ろうとしたときに、スタッフ全員がいる前で「僕は君をかってる」と言っていた。ちょうどそのときに科長から後任が決まったことを聞いたあとだった。それで、医事課に渡すものをもっていくときにも院長に会い、僕の両腕をつかみ、頑張ってと。そして僕は頑張れないよーと告げた。院長は僕の片腕に手のひらをこすりつけながら、寂しかったのかなぁと僕は思った。昼も院長は僕だって何度もここを辞めたいと思ったことがあるとは言ってたけれど、僕に話を合わせなくてもいいとは思うんだけど、どれが本当の院長なのかがよくわかりにくい。面接時に院長に見る目がなかったのかな。僕はそんなに言われるほどの人物ではないというのは明らかなのに・・・。
 少しだけでもいた職場を離れるのは悲しい。自分の涙の重たさを感じた。人前では泣けないけど。院長が僕に揺さぶりをかけて出て行くものだからつい、1人になったときにこみあげてくる。あぁなんなんだろう。ダメだな僕って。
でも仕事内容は別として、もっと違った形で院長のような人と出会いたかった。院長は後任をかわいがるだろう。こんな院長と友達でいれたら面白かったかもしれない。でも大抵僕から人が遠ざかっていく。僕の暗さが人をよせつけない。だから院長も離れていくだろう。僕がつなぎとめたいと思っていても僕の行動が突き放してしまう。
 この病院では色んな人と話ができた。それでも僕は悩ましかったし、ストレスが増悪した。前回勤務していた病院のこともあり、慢性期のSTのあり方を検討した結果、やはり勤務の継続は難しく、売上をあげることができないと思った。患者を見る気が起こらない。こんな僕が次の職場でやっていけるのか?またおかしな辞め方をするんじゃないかとかおかしなほうへと考えてしまう悪い癖のはじまりだ。自分で軌道修正するのが難しい。
 最後の挨拶ができていなかった僕に抱いてという患者だが、体調が悪く、ベッドサイドまで見に行き、退職のことを告げた。僕が近くにいるとどんどん思って辛くなるから遠くにいってくれたほうがよかったかもしれないと言っていた。そして抱擁。
 医事課の人に離職票どうしますかと聞かれ、いらないですと言ってしまった。その直後目の前ですぐシュレッダーにかけたのでアッて思ってしまった。
 失業保険に頼っている場合じゃないんだけど、仕事を継続させなければいけないという恐怖感を感じている。xは我慢できなければ立ち去るしかない、簡単なことと言ってたが、毎日我慢なのだ。次の職場へのプレッシャーが重くのしかかる。生きたここちがしない。今は体調も悪く、ときどき胸が苦しくなることもあり、皮膚のコンディションも悪く、保険証がないので医者にはいけないし、じっとしているしかないようだ。
 思ったことを綴ったこのブログだけど、思いを綴るのは結構大変な作業。そしてそれを口で言うのはもっと大変なのでうまく相手に伝えることはできない。思いを伝える手段として、思いを整理するツールとして僕はブログの使い方を間違っていないか、たわいのないどうでもいいことを好きに書いたらいいのに、自由なのに、それでも何かにおびえながら暮らしている。やっぱり人は怖い。この仕事も怖い。
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「言語聴覚士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。

   

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