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患者を生きる

 朝日新聞の朝刊で患者を生きるという記事で失語症を掲載しているが、今日は情報編ということで、失語症の人との接し方や開業しているSTの紹介が載っている。うちの病院の医師やスタッフに見せても失語症がこういうものだというのは理解しがたいと思う。新聞記事と僕の職場のギャップに苦しむ。
 言語聴覚士が十分人員配置されていないというのもどうかと思う。そんなに失語症患者が多いのかというのと、困ってはいるけど、STの存在を知り、実際訓練を受けたいと思っている人がいるかどうかはわからない。やっぱり少しでもよくなりたいという気持ちをどうにかしてあげないと意味がないと思う。
 頭がしっかりしているという言い方が適切かどうかはわからないが、失語症の人はことばに問題があるだけなので、おかしな行動をしたり、植物状態といった人たちは失語症ではない。失語症の予後も年齢や損傷の度合いによっても変わってくる。慢性期病院で勤務していると、過去にSTを受けた方がいるけれど、症状に変化はない。何年も経過しても同じだ。ことばは話せなくても、自分なりのジェスチャー等で病院職員となんとか通じ合えている人もいる。互いの慣れもあるし、この段階でSTが介入してどうこうなるとは思えない。
 開業となると保険が効かないので、価格が妥当かどうか患者さんも判断が難しいと思う。もっと開業するSTが増えたら価格も安くなるかもしれない。
開業するSTは講師等の収入を得ることもでき、フリーに動くことができる。理解のない病院で働くのが嫌な人にとっては開業もいいかもしれない。ただ、実績があるSTじゃないと難しいのではないかと思う。そして経済的にも安定しているSTじゃないと難しいと思う。新聞に載せれるぐらいなんだからたくさんの問い合わせがあっても対応できる自信があり、準備が整っているのだろう。実際どのような場所で開業し、どのぐらいの患者がいるのか知りたい。自宅でやっているのか、どこかのテナントを借りているのか、車イスの方も来れるのか、駐車場はあるのか等何かとSTクリニックを維持するだけでもかなりお金がかかりそうだ。例えば○○スピーチクリニックと名称で開業しても何かの法律にひっかからないのか等を知りたい。塾とか他の名称もあるんだけど、クリニックっていうのは大丈夫なのだろうか?開業となるとお店を出すことになるし、どこかに届出をしないといけないと思う。どのような業種で登録するのかはわからない。
 今までは病院で受けられるSTばかりを取り上げてきたが、今回は開業でより専門的なSTが受けられるという点が新しいと思う。
 失語症は医師の誤解からとんでもない方向に捉えられてしまっているのが悲しい。僕も失語症について十分な説明ができるかというと難しい。そんな説明をしていたら、今の病院では患者さんがいなくなってしまう。だから退職を考えている。
 誤解のない失語症の理解が浸透することを願う。年単位で改善というのも強調されているが、全員がよくなるとは思えない。説明と同意の上で、過剰な期待をもたせることがないよう気をつけて欲しい。
 OTジャーナルに診療報酬関連のことが載っていたので立ち読みしていた。リハスタッフが現在9万人?で将来的には22万人ぐらい必要だったか忘れたけど多い。診療報酬が引き下げられている中で病院はたくさん雇えないだろう。雇えるところがあっても限られてくるような気がする。リハビリ病院とかになるのかな。
 STは病床あたりの数が少ないけれど、本当に患者さんを選ぶと対象者は少ない。選ぶという言い方も変だが、なんでもかんでもしゃべれなければ指示する主治医は単に失語症や構音障害の知識がないとしかいいようがない。
 リハスタッフのベスト人数は7人みたいなことも書いていた気がする。
 リハビリテーション実施計画をつくって開始時と3ヶ月に一度作ればいいんだけど、本に載っているリハビリテーション実施計画書はADL加算をするときに使用するような書き方をしていて、加算しなければ単なる報告書で医師がその要点を患者に話し、カルテに記載で大丈夫なのだろうか?
 総合計画書は点数も大きいのであの用紙を使えばいいんだけど、STの場合どのように書類を作ればいいのか迷う。適当に作ってしまったけど、改良が必要かもしれない。報告書も実施計画も似ている。
 やっぱり改善の見込みなんていうけど非常にあいまいだし、オーダーは検査できない患者ばかりだし、どうしようもない。どうやって辞めることを伝えていこうか、そして次の職場探し等でまた頭が痛くなってきた。ローソンで働いたらどうって言われたけれど、コンビニで勤まるかなぁ。
 頼んだシリンジと綿棒はいまだに来ないけど看護師が嫌がっているのかなぁ。院長は嚥下勉強会でも開いたらみたいな提案をするけど、看護師たちは仕事が増えるのは嫌だろう。食べれたからといって家に帰れるわけでもなく、医療が必要な重傷度の高い患者を集めているので、嚥下訓練は難しいと思った。重傷度の高い患者にリハビリを積極的にって言われてもやってるほうが辛くなるので結局僕が辞めなくてはだめだと思う。
 働いて1ヶ月過ぎたけど、長かった気がする。お金も貯められず、多分こうなるんじゃないかとは予測していたけど、STは余っているので後任はすぐ見つかるかもしれない。部屋もあるし、休みが多いし、患者層を除けばいい感じなんだけどなぁ。
 退職願の準備をしておこう。STとしてやっていけないかもしれない。教員は大変だし、特に他のことがやりたいっていうのもないし困ったものだ。僕が辞めたいと言ったらリハスタッフをはじめ院長も僕を憎むだろうか?STはやっぱりいらなかったと思う。また新しいSTが盛り上げてくれたらそれでいい。親や親戚にやめる話をするとなんとかならないのみたいな感じで言うけれど、どうしようもないと思った。見たふりがばれたら・・・って思うと怖い。もう病棟に行くのも嫌になると思う。主治医を探しサインを求める行動も結構疲れる。早く、病棟にポストみたいのを作ればいいのにって思う。この主治医探しが本当に面倒だ。
 今日も電子辞書を見て散々買おうかどうか迷ったけどやめた。あるお客さんが英語辞書機能がついてるのはありますかという質問を店員にしていて、店員はどれもついてますよみたいな説明をして、おすすめはと客が言うと、僕が見ていたやつを薦めていた。それで特に触りもせずに、いきなりじゃあこれでとすぐ買っていた。あぁすごいなぁ。迷わずに買えるのがすごいって思った。
 なんか段々おなかが出てきて気にはなっているんだけど、また菓子パンを買ってしまった。明らかに食べすぎだ。痩せたい。
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「言語聴覚士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。

   

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